「自分が中学生だった頃より、子どもが苦戦している気がする……」
そう感じていらっしゃる保護者の皆様、その直感、正しいです。実は今、中学英語は「過去数十年で一番難しい」と言われる時代を迎えています。
1. 単語数が「2倍」という衝撃のデータ
まず知っていただきたいのが、学習する単語数の圧倒的な増加です。
旧課程(保護者世代): 中学校3年間で約1,200語
新課程(現在): 小学校+中学校で約2,200〜2,500語
なんと、学習する単語のボリュームが約2倍になっています。しかも、昔は高校で習っていた「現在完了進行形」や「仮定法」といった高度な文法が、現在は中学の教科書に降りてきています。
2. 「中1ギャップ」の正体
最大のハードルは、「小学校英語との接続」にあります。
小学校の英語は「聞く・話す」といったコミュニケーションが中心です。しかし、中学校に入った途端、それらの単語を「書ける」前提で授業が進みます。
「小学校で一度触れたよね?」というスタンスで、英単語や文法解説がハイスピードで進むため、1学期の時点で英語に苦手意識を持ってしまう子が全国で急増しているのです。
3. 英語を「嫌い」にさせないために
文部科学省の調査でも、中学校での英語の成績は「二極化」が顕著に現れています。一度分からなくなると、積み上げ科目である英語は自力での挽回が非常に困難です。
まずは、どこでつまづいているかを整理することが必要ですが、以下の2点が「英語を得意にする」カギとなるでしょう。
「書く」習慣の徹底: 小学校で曖昧だった単語を「正確に書く」基礎固め。
文法の論理的理解: 感覚ではなく、なぜそうなるのかという「ルール」の指導。
英語は早くから正しい「型」を身につければ、最大の武器になります。お子様が「分からない」と口にする前に、早めの対策ができる環境を提供してあげてください。
